上師の大切さ

上師は解脱を求める者にと

  蓮華生大師(グル パドマサンバヴァ)はこうおっしゃいました。「上師の大切さはあなたたちは知っておくべきです。千劫(極めて長い時間の単位)の仏陀も比較にならないのです。それは千劫にいるあらゆる仏陀が、みんな身をもって師に従うことを示していたからです。将来もどの仏陀でも教導師に従わないものはいません。上師は仏陀にして法でもあり、こういう上師は僧侶でもあり、彼は自性の金剛持(ドルジェチャン(金剛を持つ者)にして、三宝の根本でもあります。」と。賢劫千尊仏陀はみんな身をもって上師に従って修行することを示します。過去、現在、未来三世の諸仏は上師に従わない者は1尊もいらっしゃいません。
  密教の四帰依とは、金剛上師に帰依し、仏陀に帰依し、法に帰依し、僧に帰依するということです。上師を第一位にしているのは上師が仏法僧三宝の総合の現れだからです。どうしてそうなるかと言うと、一人の功徳が備わっている上師は現世ですでに貪欲、瞋恚、愚痴、傲慢、疑いという5種類の煩悩を自由に5種類の知恵に転化させて、清浄の本性に安住し(心が安らいで)ている上にあらゆる衆生を調伏し(心身を制御し煩悩や悪行に打ち勝つこと、教え導く能力を持っている)、彼自身は仏陀菩薩の功徳を持っていて、彼の身口意はつまり仏法の自然の現れの代表です。
  功徳が具わっている上師は解脱を求める者のために(善悪)取捨の道理を諭す精神導師であり、われわれが輪廻大海を渡る船であり、修道していく過程においてく道を指示して明るい灯台と修行の模範でもあります。わたしたちが貪欲、瞋恚、愚痴、傲慢、疑いという5種類の毒性の煩悩の別れ道に迷って、続けて前へ進んでいくいく勇気と粘り強さを失った時、上師の存在は私たちを新たに元気を引き出させることができます。彼は明確な生命方向を指示してくださるばかりでなく、わたしたち自分の輝かしい未来をも見させることができました。「もしわたしは上師が伝授してくだった方法に従って修行を実践すれば、将来とある日私も私の上師のようにいろいろな善良の人柄が整ってきて、大知恵と慈悲、安らぎを持つようになり、落ち着きになって、煩悩もなくなる……。」
  もし上師の直接的なご指導がなければ、わたしたしは永遠に輪廻の苦海に漂泊されるほかはないです。
 

 

亜青寺の信者