2014新年度の祝福

   法の友である方々、全国及び全世界の弟子の皆さん:

   2014年はチベット暦の木馬年になり、新春がまもなく訪れ、皆さんおよびすべての衆生が吉祥と安楽を得られますように!

   新年明けましておめでとうございます。ザシデレ!(チベット語で、吉祥如意でありますように!)過ぎ去った一年間を振り返って見て、皆さんは他人及び自分にプラスになるようなこと、役に立てるようなことをどれぐらい達成したのでしょうか。慈悲と知恵は修行するにつれて狭まることなく、広がりつつあるのであろうかと誠実に自己評価してください。

   唯今、正しく明瞭に自分を理解し知ってください。この一生は果たして人類及びあらゆる有情にとって有意義なことをどれぐらいできるのでしょうか。いまやっていることは上師三宝の教えに逆らわず、従っているのでしょうか。

   新しい一年を迎えられ、積極的に自分を変えることに張り切ってください。善心善法を常に継続し、利他の心を怠らず、『聞思修』(もんししゅう)(『聞』とはまず仏法をしっかりと聞くこと 。『思』とは法話の奥義をしっかりと考えること。『修』とは習慣となるまで、身に付くまでその奥義を修行することだ。)を断たないでください。俗世間と出世間(しゅっせけん、穢れのない、世間の俗事から離れて悟りの世界)を両方とも融通してください。

  宗教の信仰の有無を問わず、仏教徒であるかどうかもともかく、動かしがたい事実は一つあります。それは、我われは同じ地球上に生きていて、同じ空の下で暮らしていることです。誰ひとり、ないしは、宇宙にある有情と万物はみんな同じ母体から誕生され、お互いに因果関係で繋がって構成されています。こういったところが分かれば、自然との調和、世界の平和が一人一人と密接に関係していて、みんなで一緒に共同して協力しなくてはならないということも分かってきます。もう一つ否定できない事実はありますが、一人の貪瞋痴慢(貪り、瞋恚、愚痴、傲慢)、嫉妬、傷害、争いは、災難、戦争を引き起こす根本的な原因になります。だれでも自分の行為に対してその代価を払い、責任を担わなければなりません。もし一人一人の心に慈愛と喜びが多くなれば、この暖かさをもって十分に人間同士の冷たさを溶かすでしょう。

  新しい一年において、すべての憂い、悲しみ、煩悩が歳月の輪廻が回るとともに徹底的に清め、転化しますように!一人一人が、みんな命を巧みに生かし、周りのあらゆる命を大事にできますように!世界のス隅々まで慈悲の愛と光が満ちますように!みなさんの事業と生活、信心、修道がますます満月のようにステップアップできますように!仏陀が皆さんを加持し守りますように!すべての善のお願いが叶いますように!素早く悟りに向かいますように!

            2014年慈成加参リンポチェより(国際如来芽翻訳学会より訳)