日(月)食時の修法功徳

経典の記載によると、普通の特殊な日に善行をするのはもちろん極めて大きな功徳がありがすが、とりわけ四つの祭りの日と毎年の日食、月食の時に真言(念仏)を唱えたり、善事をしたり、礼拝したり、供えたり、僧侶に斎食を供えたり、持戒したり、慈悲心と菩提心を修行したりするなどのいずれの善行をしたら、その功徳はさらに10億倍で増加していきます。つまり、一回だけ真言(念仏)を唱えたら、10億遍を唱えるのと同じ功徳を得ることができるようになり、他の善行も同様です。
  なぜ月食と日食が非常に重要な修法チャンスになるのでしょうか。一般人から見れば、いわゆる太陽と月は普通の恒星と衛星にすぎず、月は地球引力の働きで地球の周囲を公転し、地球は太陽の周囲を公転していると思われていますが、《時輪金剛(カーラチャクラタントラ)》(チベット密教の経典)の観点からすればそうとは限りません。
  《臨終のコツ》の説明では、神識(魂)が気脈明点から脱っすると、ある神識は中陰(衆生が死んで次の生を受けるまでの間)に十数年或いはもっと長く留まりますが、赤と白の明点がないので、彼らは外の日と月を見ることができません。つまりこれは外の日と月が人体内にある気脈明点の投影だということです。まるで人が鏡に映っている時、鏡に映っている人は本当の存在ではなく、人の影にすぎないということと同じです。同様に、他の星の運行も体内にある気脈を明点が運行する法則が外部に反映したにすぎません。気脈明点を修行し、ある程度の境界にまで達した人は自分の呼吸で月の満ち欠けがいつかを推測することができます。彼らは月の満ち欠けを知りたければ、暦書なんかはぜんぜん見なくてもよいというこになり、自分の呼吸を観察するだけでこと足りるわけです。このことから星の運行は体内にある気脈明点の変化と極めて密接な関係があることがわかります。
  ある人は、チベット暦には二つの十五日があったり、十五日がなかったりした現象を見て可笑しいと思うでしょう。しかし、実際には、こういう人の呼吸、つまり内在の因縁―――業気と知恵気の回数と外在の因縁―――月は軌道での運行速度によって推計してきた暦書は非常に厳密なロジックを持っています。
  《時輪金剛》は内在の気脈明点の変化ルールによって、外在の日と月といった星の運行方式を算出するのに対して、私たちは外在の星の変化によって逆に内在の気脈明点の状況を推計するのです。ですから、 もし日食、月食の日あるいは毎月の十五日、三十日などの日、つまり気脈明点が運行している特別な段階で精進修行(ひたすら仏道修行に励めば)すれば、その効果は普段とはかなり違ってきます。なぜこの期間で著しい効果があるのでしょうか。チベット密教によると、わたしたちの一日の呼吸数は二万一千六百回(一分15回)で、そのうち、業気(不清浄で、雑念が起こる要因)、知恵気(業気の定義と反対している)の成分は極少ないです。しかしこれらの特殊な日に業気の多くが知恵気に変わってしまい、これこそ特殊な日に修行したら大きな功徳が生じる原因なのです。
  ときには私たちはこの半球で月食が見ることができないのですが、地球の反対側で見ることができます。見ることができるかどうかは別に大きな差支えがなくて、日食或いは月食が出る日でさえあれば、経文を唱えるのにしても、放生あるいはいずれの善事をするにしても、どれも非常に大きな功徳があります。これは資糧を積み重ねる特殊な方法です。
  全世界で仏法を修行していのはせいぜい三億人いますが、本当に仏法を修行しているのは零点何パーセントに過ぎないのです。現在仏法を信じて修学している割合は非常に少なく、解脱を求める者はさらに少ないです。末法に仏法を修行して得られる功徳は正法に修行するよりずっと大きくなります。2006年9月8日は月偏食で、2007年3月4日は月全食で、2007年3月19日は日食でした。これらは功徳が非常に増している特殊な日でした。わたしたちはみなお釈迦様の弟子でありまた学友です。みなさん、全世界の仏弟子が一斉に思い切って、特殊な日に共同で一昼夜の八斎戒を受戒する決意をするようもっと多く呼び掛けていただけないでしょうか。末法の時期に一昼夜八斎戒を守れば、その功徳はお釈迦様の時期に比丘が500年も比丘戒律を守る功徳より大きいのです。仏法通り受持すれば、素早く業障を取り除くことができ、大きい利益が得られます。
  特殊な日に業障が増すとは不思議なことです。善業は10億倍も増すと同時に、悪業も10億倍増します。皆さんは自宅で八斎戒を守る際、自分の考えには気をつけ、悪業を犯すことがないようにしましょう。
  特殊な加持日に共同で八斎戒を受持するということが、特殊な日、八斎戒、共修という三つの力を合わせ、無限の資素晴らしいものの種子を積み重ねることになるとはなんと便利なことでしょうか。心から修行仲間たちは自他を利益する動機で、この情報を広く身の周りの修行仲間たちに伝えてください。全世界の三宝弟子をみな連合させ、八斎戒をともに修行するようにしましょう。同時に修行仲間たちはこの功徳を下記のように回向(えこう)してください。
  すべての徳が備わる善智識が長期間世に留まって、常に転法輪して、仏教正法が永久に残りますように!一切の衆生に早く偽りのない出離心、菩提心が起こり、正法を受持し、業障(ごうしょう)を清浄して、浄土に往生するように!世界平和、国々の社会が安定し、国々の人々が平穏無事に暮らせるように!一切の衆生が苦から離れ楽を得て危うく難を逃れて、早く福と智慧の種子が満ちますように!
 

         この日ではどんな善悪をしても何れも9億倍になります。つまり、善事を一件するとすれば、その功徳は平日にする同じ善事で得る功徳より9億倍も増加するというわけです。
  善事を行えば、功徳は無駄にはならないばかりでなく、さらにこの機会を借りて、素早く力強くて宿業をを取り除くこともできるし、福と知恵の資糧(資金と食糧)を育てることもできます。
  経典(『母続』(チベット密教の経典)に載っている通り:普通の特別な日にでも善事をしても極大の功徳があり、とりわけ四つの祭りの日(即ち:神変節、サガ節、転法輪の節、天降りの節)と毎年の日食と月食の時に善事を行うと、その功徳は何れも不思議に増します。
  「律理法蔵論も」の中でも、この四つの祭りの日に何らかの善行をする修行者は、その功徳が百万の上に百倍も相乗すると仏様は教えられていると書いてあります。  
  善事を行うといのは、三宝に供えること、礼拝懺悔、戒律をまもり、精進料理を食べること、放生(生き物を放すこと)、お経を読み上げること、真言を唱えること、菩提心を修行したりするようなことなどなどとのことです。
同時に発心して(誓いを立てて)これらの功徳備えのグルリンポチエが永久にこの世に暮らせるように、法界の衆生は早く仏道が成就できるように回向しましょう。